妄想独身日記

明日目が覚めて、この生活がすべて夢だったとしたら。 晩婚アラフォー。あのまま独身だったら、のifの物語。 ここに記す内容は、登場する地名・固有名詞などすべてを含め虚構です。

アラフィフ独身の姿に未来の自分を見る

昨日の取引先とのランチミーティングは、出だし好調で。

100%納得いくものでは到底なかったにせよ、いい関係は築けたと思うし、最初にしてはまぁまぁな手応えだったかな、と。

これで今後も食っていこうと思うなら、こんなものではないだろう。

未だ独身の自分へのプレッシャーは痛いほど感じている。

逃げ場がないってことも。

 

最近、職場のトイレで、昔前の部署で一緒だったEさんとよく会う。

今や総務部の課長となった彼女も、私の10個上の独身。

いつも華やかに着飾って華奢で、ピンヒールもよく似合う。

それでも、昔はさぞかし美しかったであろうその横顔も、少ない頻度で、哀愁というか板についてしまった孤独というのか、そんな空気を感じてしまう。

いくら美人で学歴やキャリアがあっても、独身子なしというだけでどうしてこうも違うと思ってしまうのだろう。

それも全て私の中のコンプレックスのせいなのか。

 

会社から帰って、こうして一人の時間を過ごすことに、もうすっかり慣れてしまった。

不思議と妙に満たされていて、独身を厭うのは会社や社会への体裁?

それとも、冷えきった孤独に浸かりすぎてしまったせいで、心まで無感覚になってしまったということなのだろうか。